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コースにある灯籠

碧層庵(へきそうあん)

東建多度カントリークラブ・名古屋は、ゴルフ場でありながら、日本庭園のような美しさが楽しめる特別な場所です。庭園は「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」を基調とした13番ホールなど、石庭園や灯籠が巧みに配置されています。灯籠はコースの自然美と調和し、夕暮れには幻想的な光景を生み出します。
ゴルフプレーと日本庭園の美が融合するこの空間で、特別なひとときをお楽しみください。

様々な種類の石灯籠

【石灯籠の各部名称】

石灯籠の各部名称

東建多度カントリークラブ・名古屋のコースには、様々な石灯籠があります。石灯籠とは、石で作られた灯籠のことです。洗練された造形美と落ち着いた存在感で、もともとは神社仏閣の参道や境内を照らす実用的な照明器具として使用されていました。しかし、室町時代以降、茶の湯文化の発展とともに、日本庭園の重要な意匠要素として取り入れられるようになったのです。

石灯籠は、「笠」(かさ)、「火袋」(ひぶくろ:灯火を入れる部分)、「中台」(ちゅうだい)、「竿」(さお)、「基礎」(きそ)などの部位で構成され、その形状や様式は時代や用途によって様々。現代では、夜間の照明だけではなく、日本庭園に深い趣と風情を添える装飾的な要素として、欠かせない存在となっています。

ここでは、コース内に点在する石灯籠の特徴についてご紹介しましょう。

野面灯籠

野面灯籠

1H 野面灯籠

「野面灯籠」(のづらとうろう)は、自然の石を組み合わせて作られた灯籠です。「化灯籠」(ばけとうろう)、「山灯籠」(やまとうろう)とも呼ばれ、火袋に使用される石の中央はくり抜かれています。

東建多度カントリークラブ・名古屋のコースの1番ホールにある野面灯籠は、愛知県岡崎産の「亀甲石」(きっこうせき:石の表面に亀の甲羅のような模様が刻まれている岩塊)を使用した高さ約3m、横幅約3mの巨大な灯籠です。また、灯籠の側には重量感あふれる黒色の景石(けいせき)が配置されており、自然と調和した美しい庭園を生み出しています。

春日灯籠

春日灯籠

7H 春日灯籠

「春日灯籠」(かすがとうろう)は、円形の長い竿と、高い位置に六角形の火袋がある灯籠です。世界遺産「古都奈良の文化財」のひとつに登録されている「春日大社」(かすがたいしゃ:奈良県奈良市)で使用されていることから、この名前が付いたとされています。春日灯籠は、灯籠の中でよく使われる形であり、火袋には、雌雄の鹿、雲、鳥居、三笠山(みかさやま:奈良県奈良市)など、春日大社に関連したものが刻まれていることが特徴です。

東建多度カントリークラブ・名古屋では、進入路と7番ホール、16番ホールに春日灯籠を設置。なかでも、7番ホールの春日灯籠は約5.1m(約17尺)、16番ホールの春日灯籠は約4.8m(約16尺)にも及ぶ大きな灯籠です。

雪見灯籠

7H 雪見灯籠

7H 雪見灯籠

「雪見灯籠」(ゆきみとうろう)は、池など水面を照らしたり、「庭石」(にわいし)の上に据えて庭全体を照らしたりするための灯籠です。なお、雪見灯籠という名前の由来には、「笠の部分に積もった雪を鑑賞して楽しむため」、「『浮御堂』(うきみどう:琵琶湖周辺の代表的な名勝8ヵ所である近江八景[おうみはっけい]のひとつ)の『うきみ』がなまって『ゆきみ』になったため」など、様々な説があります。

雪見灯籠は、宝珠、笠、火袋、中台、3~4本の脚で構成。灯籠の中でも丈が低く、笠が大きいことが特徴です。笠の形は、丸型か六角形が主流で、大きく分けて「古代雪見丸型」、「雪見灯籠丸型」、「古代雪見角型」、「雪見灯籠角型」に分類されます。

東建多度カントリークラブ・名古屋では、7番ホール手前の庭園に雪見灯籠を設置。鳥取県から取り寄せた白砂の「枯山水」(かれさんすい:水を用いずに岩や砂などで山水を表現した庭園)に大きな黒色の庭石を置き、その上に4本脚の雪見灯籠を配置しています。これにより、白砂と黒石のコントラストが落ち着いた和の景観を演出し、季節ごとに変わる庭園をいっそう引き立てているのです。

泰平型灯籠

8H 泰平型灯籠

8H 泰平型灯籠

「泰平型灯籠」(たいへいがたとうろう)は、六角形の「蕨手」(わらびて:笠の部分に巻かれたもの)を持ち、笠が角ばっている灯籠です。竿部分には、上・中・下に「節」(ふし)が付いており、火袋には、十文字、雲、日、月といった印が刻まれています。

東建多度カントリークラブ・名古屋のコースの8番ホールにある泰平型灯籠は、「御影石」(みかげいし)を使用した約4.5m(約15尺)の巨大な灯籠。サイズが大きい分、それに見合った植栽を選ぶことで、全体的にバランスの取れた風景になります。灯籠が存在感を持つことにより、周囲の植栽も引き立って、訪れるゴルファーや観光客に深い印象を与えるのです。

六角竿灯籠

8H 六角竿灯籠

8H 六角竿灯籠

「六角竿灯籠」(ろっかくさおとうろう)は、六角形の基部があり、長い竿が付いている灯籠です。「六角型灯籠」(ろっかくがたとうろう)の場合、笠や火袋、中台、基礎は六角形ですが、竿は円柱型や四角柱型であることが一般的で、装飾や景観を楽しむために使用されます。これに対し、六角竿灯籠の場合、竿は六角形であることがほとんど。また、照明効果を重視して高い位置に置かれています。

東建多度カントリークラブ・名古屋では、8番ホールの庭園に高さ約2.5m(約8尺)の六角竿灯籠を設置。この六角竿灯籠の火袋には、仏像が刻まれています。

奥ノ院灯籠

13H 奥ノ院灯籠(左)と五重塔(右)

13H 奥ノ院灯籠(左)と五重塔(右)

「奥ノ院灯籠」(おくのいんとうろう)は、春日灯籠の基本となる灯籠で、受の上下部に蓮弁を刻み、その側面には十二支が彫られています。火袋には、唐獅子、雲、牡丹などが刻まれている場合がほとんど。また、奥ノ院灯籠の基礎部は六角形となっており、台座の反花は複弁(ふくべん:基礎の蓮弁が中央の隆起部分で二分されている台座)側面に兎、波、千鳥が彫られています。

東建多度カントリークラブ・名古屋では、8番ホールのグリーン奥、13番ホールの庭園に設置。なかでも13番ホールにある奥ノ院灯籠は、約4.8m(約15尺)の高さです。さらに灯籠の敷石に2段の石積みを設けることで、地上高は約5.5mに及びます。

石積み庭園の横に威風堂々と佇む奥ノ院灯籠は、圧倒的な存在感を放っており、撮影スポットとしても人気です。

活込灯籠

5H 水鉢(左)と活込灯籠(右)

5H 水鉢(左)と活込灯籠(右)

「活込灯籠」(いけこみとうろう)は、基礎がなく、竿を直接地面に埋め込むのが特徴の灯籠です。桃山時代の茶人「古田織部」(ふるたおりべ)が創案したことから、「織部灯籠」(おりべとうろう)とも呼ばれています。活込灯籠は、草庵や茶庭など、「侘び」の世界観に合う灯籠として創案されたため、明かりを照らす範囲も手元や足元と限定的です。

なお、火袋には、花や動物など自然をテーマにした彫刻が多く、周囲の景観と調和。実用的な照明器具であると同時に、庭園の美しさを引き立てる役割があります。

東建多度カントリークラブ・名古屋では、5番ホールの茶店、7番ホールの石積み庭園、13番ホールの茶店と「石庭」(せきてい:石や岩で作った庭)に活込灯籠を設置。
特に5番ホールの活込灯籠は、黒色の役石(やくいし)や水鉢と共に配置されており、石の質感や色合いと相まって、庭全体に趣を与えています。

その他の灯籠

13H 池灯籠群

13H 池灯籠群

18H 石垣

18H 石垣

その他、東建多度カントリークラブ・名古屋の各所には、「古代灯籠」、「宮前灯籠」(みやまえとうろう)、「利休灯籠」(りきゅうとうろう)、「蓮華寺形灯籠」(れんげじがたとうろう)、「般若寺形灯籠」(はんにゃじがたとうろう)などが点在。これらの灯籠は、単なる装飾品ではなく、ゴルフ場の自然環境を引き立てる重要な要素です。石の形状や色合いを活かしながら、周囲の景観と調和させていくことで、広大なゴルフ場に多様な美しさを加えています。

東建多度カントリークラブ・
名古屋の見どころ

東建多度カントリークラブ・名古屋には、各ホールに設置された灯籠や日本庭園の他にも、「三重・桑名の金閣寺」として知られている「碧層庵」(へきそうあん)や五重塔、太鼓橋、「数寄屋造り」(すきやづくり:茶室建築の手法を取り入れた日本独自の住宅様式)の茶店など様々な見どころがあります。

三重・桑名の金閣寺(碧層庵)と五重塔

13H 碧層庵

13H 碧層庵

東建多度カントリークラブ・名古屋の13番ホールは、全18ホールの中でもっとも美しいと言われているホールです。ショートホールのティーグラウンドに立つと、「三重・桑名の金閣寺」として親しまれている2階建ての茶店「碧層庵」と「池泉回遊式庭園」(ちせんかいゆうしきていえん:池の周囲を巡りながら鑑賞する庭園)が視界に広がります。

13H 五重塔(左)と奥ノ院灯籠(右)

13H 五重塔(左)と奥ノ院灯籠(右)

右手ラフの横には、手入れの行き届いた石積み庭園、その隣に約4.8m(約15尺)の奥ノ院灯籠を配置。すぐ近くには、高さ約4.3mの「崩れ積み」(くずれづみ)の石垣があり、ラウンドを楽しむゴルファーの安らぎの場となっています。

13H 奥ノ院灯籠(左)と五重塔(右)

13H 奥ノ院灯籠(左)と五重塔(右)

また、金閣寺手前の道沿いにある庭園には、約4mの「五重塔」があることも、13番ホールの景観を引き立てる重要なポイントです。この五重塔は六角形をしており、独特の建築美を象徴。緑豊かな庭園の中にそびえるその姿は、訪れる人達に日本の深い歴史を感じさせます。五重塔は、ゴルフのプレーを楽しむ合間に目にすることが可能です。荘厳な佇まいは、ただの景観にとどまらず、心に残る印象を与える存在となっています。

13H 蘭渓灯籠

13H 蘭渓灯籠

さらに13番ホールには、「蘭渓灯籠」(らんけいとうろう)と呼ばれる、「徽軫灯籠」(ことじとうろう)に似た灯籠が置かれていることも見どころ。蘭渓灯籠は、雪見灯籠のひとつで、水面に突き出た弓型の1本脚が特徴的です。この弓型の脚は、灯籠が水面に映る景色を美しく照らすために設計された形状となっており、主に池や水辺に設置されています。これに対し、徽軫灯籠は、水面を照らす雪見灯籠が変化した灯籠です。二股に分かれた灯籠の脚が琴の糸を支える柱「琴柱」(ことじ)に似ていることから、その名前が付けられました。
徽軫灯籠は、「兼六園」(石川県金沢市)のシンボルとして広く知られていますが、東建多度カントリークラブ・名古屋に設置されている蘭渓灯籠もまた、徽軫灯籠とよく似た美しいデザインが目を惹きます。なお、池の法面(のりめん:切土や盛土により作られる人工的な斜面のこと)にも蘭渓灯籠が設置されており、周囲の景観に溶け込んで、幻想的な雰囲気を提供しているのです。

雪見灯籠と太鼓橋

3H 太鼓橋

3H 太鼓橋

東建多度カントリークラブ・名古屋の3番ホールは、ひょうたん型の池を配した210ヤードのショートホールです。ホール全体が、日本庭園の風景と調和したコース設定となっており、進行に合わせて、美しい風景を楽しむことができます。

特に目を惹くのは、池越えやフェアウェイに配置された太鼓橋です。太鼓橋とは、両端が高く、中央が太鼓の胴のように半円形に沿った橋のこと。橋の周囲には、大きな植栽や雪見灯籠が置かれており、風光明媚な景観がプレー中に安らぎを与えてくれます。

数寄屋造りの茶店

5H 数寄造りの茶店とつくばい

5H 数寄造りの茶店とつくばい

東建多度カントリークラブ・名古屋の5番ホールには、独特な風情を持つ数寄屋造りの茶店があります。この茶店では、季節限定のメニューや軽食、ドリンクが提供されており、プレーの合間など、ひと息つきたいときにおすすめ。また、茶店の前には、大きなつくばいや役石、水鉢、活込灯籠が配置されており、静かな自然の佇まいをさらに引き立てています。茶店に訪れる人達にとって、ひとときの癒しの場となっているのです。

石庭と灯籠(7番ホール)

7H 春日灯籠

7H 春日灯籠

東建多度カントリークラブ・名古屋の7番ホールは、広々として、グリーンまで見渡すことができるミドルホールです。このホールには、約5.1m(約17尺)の巨大な春日灯籠が設置されています。
灯籠の土台には、鳥取県から取り寄せた清らかな白砂を使用。灯籠の重厚感と相まって、色彩豊かな風景を生み出しています。伝統的な日本庭園や神社を思わせる風景が、ホール全体を特別な空間に仕立て上げているのです。

石庭と灯籠(8番ホール)

8H ティーグランド横の石庭

8H ティーグランド横の石庭

東建多度カントリークラブ・名古屋の8番ホールは、左に曲がったドッグレッグのミドルホールです。グリーンは軽い砲台状となっており、右サイドに2つ、左サイドにひとつ、奥にひとつのバンカーにガードされています。

なお、8番ホールは、約4.5m(約15尺)の巨大な泰平型灯籠が置かれていることで知られていますが、高さ約2.5m(約8尺)の六角竿灯籠がある石庭も見どころです。この六角竿灯籠の土台や枯山水には、「足立美術館」(島根県安来市)の庭園に使われている白砂利を使用。庭石には、愛媛県で産出される「伊予青石」(いよあおいし)を用いています。青緑色の中に白い筋が入っている青石によって、ひときわ美しい癒しの空間を作り出しているのです。

石灯籠と黒景石

16H 黒景石

16H 黒景石

16H 春日灯籠

16H 春日灯籠

16番ホールには、池があり、大きな黒景石が配されていることも特徴のひとつとなっています。この黒景石は、岐阜県の谷汲(たにぐみ)で採れた変成岩(結晶片岩)で、全国的にも珍しい黒石です。高低差を設けて設置するなど細部まで工夫を凝らし、訪れる人々に癒しの空間を提供しています。

さらに池の周辺には、風情ある蘭渓灯籠、雪見灯籠、春日灯籠を配置。これらの灯籠や黒景石によって、四季折々の移ろいを楽しむことができます。

多度農園と石積み(野面積み)

多度農園

多度農園

多度農園の灯籠

東建多度カントリークラブ・名古屋には、「レジデンス新館」と「白鳥の池」の前にある「多度農園」では、四季折々の野菜を自家栽培しています。ししとうやオクラ、ピーマンなど、収穫された野菜は、レストラン鳳凰で味わえるだけではなく、クラブハウス1階にある「プロSHOP・アルバトロス」で購入することも可能です。

また、多度農園の石積みは、「崩れ積み」(くずれづみ)という技法が用いられています。この技法は、石を人工的に削るのではなく、自然な形状を活かしながら積み重ねることが特徴です。石の自然な形状がそのまま、庭園に取り入れられたような印象を与え、全体的に落ち着いた雰囲気になります。
石と石の間に隙間を作り、力を分散させることで、時間の経過とともに庭園が持つ風合いや自然美が強調されるのです。

多度農園・野面積み

多度農園・野面積み

さらに石積みの最上段は、城郭の石垣などで見られる「野面積み」(のづらづみ)となっています。野面積みは、自然石や割石をほとんど加工せず、そのまま積み上げていく技法のこと。石と石との間にできた隙間には、小さな石を詰めるのが一般的です。

城郭の石垣として最初に使われた野面積みの技法が施されていることで、庭園全体に一層の深みと歴史的な重みが加わっています。石積みの一段一段に込められた技が、さらなる風情をもたらし、訪れる人々に静かな感動を与えるのです。

なお、多度農園では、石積みの2段目と3段目の間に約7.5m(約25尺)の巨大な春日灯籠を設置予定。東建多度カントリークラブ・名古屋にある灯籠の中で、もっとも大きな灯籠となります。

まとめ

本記事では、東建多度カントリークラブ・名古屋のコースにある灯籠について解説しました。東建多度カントリークラブ・名古屋は、ゴルフ場としてだけではなく、灯籠や庭園など、細部までこだわった美しい空間を提供しています。また、ゴルフ場の各所に点在する灯籠は、見る角度や季節の変化によって、その表情を大きく変えることも特徴です。

東建多度カントリークラブ・名古屋でゴルフを楽しみながら、灯籠や庭園の風景に目を向けることで、日本の伝統美や自然の素晴らしさを堪能することができます。