コース管理課 ヘッドキーパー柘植久弥です。
東建多度カントリークラブ・名古屋は花と水と鳥
他に類を見ない楽園
コース管理課は植物園のような庭園のような
ゴルフ場を目指しています。
夏の花に欠かせないのが水遣りです。
私は夏の花の育苗期の水遣りは質より量だと思っています。
なぜならば、花の根から水分を吸収するのに
乾燥していては少量の水量では
地表面ではじかれてしまい
地下に浸透しないからです。
・・・なのでじっくり散水しなければ根まで水が届かず・・・
中途半端な水遣りは反って花壇を蒸らしてしまい
高温多湿で花が弱ってしまうのです。
また午前中の水遣りは水滴がレンズ効果で
花焼けの原因となると言われています。
花が地表面が隠れる程育ったら散水は控えます。
それからは2〜3日に一度くらいに水遣りを抑え
花を過保護にしないようにします。
そうすることにより、花の根が地中深く張り
丈夫な花に育つのです。
また液肥も行います。
N・P・K=窒素・燐酸・カリは植物の三大要素です。
東建多度カントリーは花芽を次々に上がらせるため
燐酸とカリの成分の高い液肥を使用しています。
植えたばかりの時は濃度の薄い液肥
(希釈倍率 約2,000倍率)を回数多く与えます。
これは人間でいうと病人がおかゆを食べるのと同じです。
大きく成長したら2週間に一度程度濃度の高い液肥
(希釈倍率500〜1000倍程度)を与えます。
これも人間で例えるとステーキや焼肉を
食べるような感覚と同じです。
N・P・Kの三大要素の他に微量要素や微生物も植物には重要となりますが、話しが長くなるので次回にします。
とりあえず、今回ブログ写真でお伝えしたいことは、
クラブハウス周辺から1番10番Tee周辺に簡易散水設備が設置出来る様に、散水配管を埋設しているという
工事の話しです。
写真は1番ホールTee付近の花壇に簡易散水設備が
設置出来る様に、散水配管の埋設を行っております。
今までは、ソッドカッターで切り、ユンボで床掘りし
配管を埋設しておりましたが、
芝生を張り戻すのは芝生へのダメージが大きいし
張り戻した後の散水養生が大変なので
本当は夏場に埋設等の工事は
やりたくない工事の一つです。
ですが・・・トレンチャーという機械を貸して頂きました。
散水管を埋設するのに使用する優れモノの機械です。
芝生切り傷幅は8cm程度で小さく芝への
ダメージが少ないのです。
今から行えは今秋には元に戻りそうです。
写真でも伝わるかとは思いますが・・・
トレンチャーから掘り上げた残土は粘土質でした。
東建多度カントリー周辺は竹が自生しており
昔から竹の子の産地です。
という事は・・・コースの排水が悪いのも
粘土質の層の上にコースが
造成されたのが原因と仮説をしてみました。
カート道やコース各所で降雨時に雨水が湧水する
箇所も多い事からも推測できます。
トレンチャーは、排水工事等にも使用する機械です。
もう少し調査してみますが、
このトレンチャーという機械・・・
もしかしたら東建多度カントリークラブコース管理課の
救世主となりえる機械かも知れません・・・
去年より今年!今年より来年!!
進化し前進出来る様に
コース管理課全員で
知恵を絞り 汗かいて涙流して(ベソかいて)頑張ります・・・
天然温泉とゴルフ宿泊プレーも
楽しめる東建多度カントリークラブ・名古屋へ、
ぜひ、お越し下さい。
★★★ ご来場をお待ちしております。 ★★★